酒屋神社(さかやじんじゃ)

創建年月など不詳だが、かつて神功皇后(じんぐうこうごう)が三韓遠征の際、神社背後の山に酒壺を三個安置して出立、帰国後その霊験に感謝して建てられたとも。本殿は明治9(1876)年の再建で一間社流造り、屋根に特徴があり、千鳥破風(ちどりはふ)と軒唐破風(のきからはふ)を配した姿は山城地域では県(あがた)神社(宇治市)本殿など、限られたところにしか見られない。 神功皇后が朝鮮より持ち帰った“九山八海の石”が今もここにあるという。 また、河内国の酒造りを業とする中臣酒屋連(なかとみのさかやのむらじ)の一族が来往して、酒造りを伝え、祖神を祭ったものともいわれる。 佐牙神社とともに酒造りに縁のある神社である。祭神は、津速魂神(つはやむすびのかみ)と応神天皇。 近くには興戸の大池があり、初夏の青葉、秋の紅葉と季節によって様々な美しい姿を見せてくれる。
酒屋神社(さかやじんじゃ)
開門時間 | |
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住所 | 京都府京田辺市興戸宮ノ前100 |
アクセス |
【電車】 JR学研都市線JR同志社前駅から徒歩22分 奈良交通バス「多々羅」下車、徒歩3分 |